メンバー情報です。
3月14日(月)、田村市都路町合子地区で「坪井農園」を経営されている坪井久夫さんが、田村市ご当地グルメプロジェクトに加入されました!
レストランドルフィンにて、箱崎代表と当プロジェクトの活動について意見交換したところ、その場で参画を決断いただきました。

坪井さんは、水田(3.7ヘクタール)での稲作に加え、パイプハウス(10アール)ではトマト、畑(60アール)では大根、白菜、ホウレンソウなどを生産し、関東圏のお客様に直接販売されています。お客様の人数は、企業も含めて約20人。約40名いたお客様は震災後に15名まで減少しましたが、少しづつ回復してきました。
坪井さんは、お客様と毎年2回、家族ぐるみで交流されています。毎年8月第1週土曜日に開催される「都路灯まつり」の際には、お客様を都路に招待して、夏野菜の収穫なども体験してもらっています。
坪井さんが関東圏のお客様と直接取引を始めたきっかけは、平成15年、国道399号線でつながる5市町村(飯舘村、浪江町津島、葛尾村、田村市都路、川内村)から構成される「あぶくまロマンチック街道構想推進協議会」(通称あぶロマ)が主催する交流会への参加でした。
この交流会で意気投合した横浜からのお客様が、坪井さんが主催する都路での農業体験に参加しました。その後口コミで参加者は増えていきます。「おいしかった」「来年はこういうものを作ってほしい」などのお客様からの意見は、「坪井農園」での生産に反映しています。
「生産者の顔が見えないと、お客様は離れてしまう」と語る坪井さんは、ブログやツイッターでも積極的に情報発信されています。坪井さんの取り組みからは、これからの持続可能な農業の在り方、生産者と消費者の理想的な関係が、垣間見えました。